田舎人のn日坊主日記

日々の記録をつけてみる

新人にどこまで教えるのが正解なのかわからない

こんばんは。

 

年度末も末の末ということで今年度分の仕事が片付きました。

 

私、同期、新人という3人体制で

1~3月の間に参加したプロジェクトがありました。

今日はそのプロジェクトの振り返り会を行いました。

そこで疑問におもったこと。

 

全員システムエンジニアですが、

1年目のころなんて何がわからないかわからない時期です。

(といっても、その子ももうすぐ2年目だけど)

 

普段はJavaシステム開発ばかりしているところ、

本プロジェクトはLinuxサーバの構築でした。

 

その子にとっては未知の世界なわけです。

 

私が新人のころ、かなり放置されつらい思いをしたので

新人に仕事を振る際は最初に必要最低限のリソースをすべて与えるべきである

という思想があります。

 

今回のプロジェクトは他のプロジェクトとも平行して行っており、

若干キャパオーバーで

新人の子への仕事の振り方が適切ではなかったな、という反省がありました。

 

その旨を話したとき、同期は

 

「まずあまり説明せずに振ってみて、どこまでできるか試してみたかった」

「どの程度質問してくれるか気になった」

 

と言っていました。

 

たしかに同期の動きは、最初にがっつり説明することなく

聞かれたらその都度答える形式で進めていました。

 

自分との考え方の違いに驚きました。

 

どちらが正しいというわけではなく、

指示者と作業者の性格や相性、仕事への理解度、めざすレベル

によって、その方針は都度変わるものだと思います。

 

(1年目のころに、試したかったなんて言われたら

 私は小心者なのでおびえて何もできなくなっていたことでしょう。。笑)

 

教えすぎると考えなくなるのか?

自分で全部調べさせたほうがいいのか?

新人と言えど、あまりにもスキルを低く見積もられるのは

プライドがあれば腹立たしく感じるだろう・・・。

自分のやり方でやってみたいという気持ちもあるかもしれない。

 

でも、たとえば

「この食材を10分醤油で煮てね」

という指示に対して、作業者が「鍋」というツールの存在を知らなかったら?

 

「煮る」ためには「鍋」というツールが必要である

 

という情報にたどり着く方法すら持っていなかったら?

 

そう考えると、1年目の頃の自分が心の奥底からでてきて、

ちゃんとおしえてあげてよ(涙)

と訴えてくるのです。呪いかな。

 

今の私の考えとしては、

 

・相手のスキルを会話の中で測る。またはヒアリングする。

・無いと手詰まりになってしまうような必要最低限の情報は与える。

・作業を進めるにあたり、基本となる方針や考え方、ルールがあれば伝える。

・つまづくであろうポイントを自分の経験から予測し、

 「XXXXというキーワードを使って調べてみてね」くらいのレベルの助言で、

 調べるための種をまいておく。

 

といったところです。

実践できていない部分もあるけど、理想はこう。

 

もっといろんな人の考えも聞いてみたいです。

 

人に指示されて動くことって、楽な立場だったんだなぁ。

日々勉強です。